Orolay

Orolay、AMC 分析により購入率を 13.5% 向上

購入率:
+13.5% 向上
新規顧客購入比率:
7%
商品詳細ページ閲覧単価(CPDPV):
300% 改善

課題

手頃な価格で高品質かつスタイリッシュなアパレルを提供するブランドとして知られる Orolay は、2つの主要課題に直面していました。

1つ目は、複数のデバイスや広告インベントリをまたいだカスタマージャーニーをより深く理解すること。2つ目は、広告接触ポイント(タッチポイント)の効率性を評価し、コンバージョンまでの道筋(パス)を改善することでした。

加えて、広告の露出タイミングがコンバージョンにどのような影響を及ぼすのかについても強い関心を持っており、より精緻なパフォーマンス分析を行う必要がありました。

目標

これらの課題解決に向けて、Orolay は明確な目標を設定しました:

  1. 様々なデバイスや広告在庫にまたがるカスタマージャーニーを詳細に分析し、シンプルに把握できるようにする。
  2. 広告露出タイミングが購買に至るまでの過程に与える影響を明確にする。
  3. 最も効果的なメディアの組み合わせを特定し、広告予算配分の効率を高める。

戦略とソリューション

上記の課題と目的に応えるべく、Xnurta は Amazon Marketing Cloud(AMC)を活用し、プライバシー保護に配慮した専用クラウド環境においてカスタマージャーニーの深層分析を実施しました。

まず、Sponsored Products(SP)キャンペーンおよび Amazon DSP キャンペーンを対象に、認知からコンバージョンに至るまでの顧客行動を詳細に追跡・分析しました。複数デバイスや広告枠をまたいだインタラクションを精密にトラッキングすることで、ファネルの各段階での顧客接点を可視化しました。

続いて、Xnurta 独自のモデリングを用いたアトリビューション分析によって、顧客が接した重要なタッチポイント、その順序、コンバージョンに至った広告の組み合わせを分解。最適なメディアミックスと資源配分を明らかにするとともに、広告露出時間帯が購買行動に与える影響も詳細に検証しました。そこから導き出された主要な施策は以下のとおりです:

  • メディアミックス戦略:複数の接点に触れた顧客は、Sponsored Products のみ接触した顧客に比べて購入率が 23 倍高いことが判明。このデータを基に、Amazon DSP と Sponsored Products を組み合わせた複合的メディア戦略を展開しました。
  • ファネル構成の再設計:アッパーファネル広告に続いて Sponsored Products を見た顧客は購入率が 4 倍高かったため、顧客初期接点の強化を中心としたファネル戦略に再構築しました。
  • 広告配信タイミングの最適化:午後9時以降にパフォーマンスが劇的に低下する傾向を確認し、広告配信スケジュールを見直し、ピーク時間帯への露出を強化しました。
  • 予算配分の戦略的調整:分析結果に基づき、2022年のピークシーズンには Sponsored Products から Amazon DSP へ予算の 16% を再配分する意思決定を行いました。

結果

データドリブンなこれらの施策により、Orolay は目覚ましい成果を得ました。全四半期に比べ新規顧客購入率(NTB)は 7% 上昇し、全体の購入率は 13.5% 向上しました。また、Deal of the Day(DOTD)における商品詳細ページ閲覧単価(CPDPV)では、前年比 300% の改善を果たしました。

「ブランドマーケティング投資による売上のアトリビューションは大きな課題でした。AMC によりクロスチャンネルでのアトリビューションが可能となり、より科学的なブランドプロモーションの意思決定ができるようになりました。さらに、購買習慣に関する洞察を得たことで、インサイトに基づくより確信を持ったメディアプランニングが可能になりました。」

Felix Fu, Orolay Exclusive Director

強力なデータ分析の力が、オンラインマーケティング戦略の立案と改善に大きく貢献することを、この事例は明確に示しています。
当社のDSPおよびAMCソリューションページをご覧いただき、Xnurtaがどのようにビジネス成長を支援できるかをご確認ください。

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